対象1万6000人 生成AI 道庁で本格導入

人工知能を使って文章や画像などを作成するチャットGPTなどの生成AI。道はきょう、職員およそ1万6千人を対象に本格導入しました。

道は去年6月からことし3月まで、希望する職員300人を対象に、生成AIを試験導入していました。その間、大きな問題はなく一定の効果が確認できたAIとしてきょう、本格導入に踏み切りました。

鈴木知事「アンケートでは職員から『今後も活用したい』、『業務に有効だ』という意見が多数を占めた」。業務の効率化にも一定程度の効果が認められました。職員は個人情報の取り扱いや著作権の侵害がないかなどの注意点をまとめたガイドラインに沿ってAIを使うほか、利用に当たっては事前に必ず研修を受ける必要があります。

道情報政策課の長田尚人担当課長は、「こういう使い方をしたら効果があったとか、あるいはこういう使い方をしてみたいということが出てくると思う。そこをうまく拾い上げて横展開していけるようにしたい」としています。

試験導入では、イベントの企画立案やキャッチコピーのアイデアを出すなどといった、創造力や独創性を求められる作業で役に立つ場面が多かったということです。

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