KADOKAWAは9日、8日より起きている同社グループの複数のウェブサイトが利用できない事象が発生していることについて声明文を出した。
これは8日より大規模なサイバー攻撃を受け、KADOKAWAの公式サイトのほか、ニコニコ動画、ニコニコ生放送、ニコニコチャンネル等のニコニコファミリーサービス、外部サービスでのニコニコアカウントログインのサービスなどを停止していたもので、一連の原因としては「現時点では、当社グループが利用しているサーバーに対して、外部からの不正なアクセスが行われたことによる可能性が高いと分析しております」と説明。
「お客様、お取引先様をはじめ、関係先の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
「本件について、影響を最小限にとどめるべく、システムの保護と復旧に向けて、現在対応を進めております。現時点で判明している内容について、以下の通りご報告いたします」と伝えた。
1:経緯
6月8日(土)未明より、当社グループの複数のサーバーにアクセスできない障害が発生しました。この事実を受け、データ保全のため関連するサーバーを至急シャットダウンしました。同日中に社内で分析調査を実施した範囲においては、サイバー攻撃を受けた可能性が高いと認識しております。
3:現在の状況
現在、調査・対応を進めておりますが、現時点で「ニコニコサービス」全般、「KADOKAWAオフィシャルサイト」、「エビテン(ebten)」などで影響が発生していることを確認しております。なお、情報漏洩の有無についても調査を進めております。
3:今後の対応
今後、外部専門家や警察などの協力を得て調査を継続し、迅速に対応を進めてまいります。より正確な影響範囲を調査・特定し、お知らせすべき新たな事実が判明しましたら、改めてお知らせいたします。