店の備品横領の男 追起訴内容を否認 群馬・前橋地裁公判

 フランチャイズ店の備品を第三者に売り渡したとして、業務上横領の罪に問われた千葉県茂原市の元コンビニエンスストアオーナーで会社員の男(45)の第2回公判が8日までに、群馬県の前橋地裁(橋本健裁判長)であった。男は収納代行した現金約295万円を着服したとする追起訴内容について「入金が遅れた事実はあるかもしれないが、横領はしていない」として否認した。

 検察側は冒頭陳述で、マニュアル違反などを繰り返し、2021年3月末で契約解除の通知を出されたと明かした。同月12日以降、従業員が担当していた売り上げや送金の管理業務を自ら行うようになったと説明。その後、売り上げ日報を不正操作するなどして、本部に送金しなかったと指摘した。

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