『ぼっち・ざ・ろっく!』初登場首位で興収2億突破!トップ10のうち5作品がアニメ【映画週末興行成績】

初登場1位の『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』 - (C) はまじあき/芳文社・アニプレックス

6月7日から6月9日までの週末映画動員ランキングが10日、興行通信社より発表され、『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』が初登場首位に輝いた。「まんがタイムきららMAX」で連載中のはまじあきの人気4コマ漫画に基づき、極度の人見知りである少女が個性的なバンドメンバーと成長していくストーリーで、初日から3日間で観客動員14万人、興行収入2億1,800万円をあげた。新作ではそのほか『コードギアス 奪還のロゼ 第2幕』『違国日記』『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』の3本がランクインした。

2位は前週よりワンランクアップした『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』が続き、週末3日間で動員11万9,000人、興収1億7,000万円を記録。累計成績は動員1,025万人、興収146億円を突破している。3位は『帰ってきた あぶない刑事』が週末3日間で動員10万4000人、興収1億4,800万円をあげ、累計成績は動員が79万人間近、興収が10億円を突破した。4位は前週1位で初登場した『マッドマックス:フュリオサ』が3ランクダウンとなり、週末3日間の成績は動員8万8,000人、興収1億5,300万円。累計成績は動員38万人、興収6億円を超えている。

初登場7位の『コードギアス 奪還のロゼ 第2幕』は、「コードギアス」の新作アニメ12話を全4幕に分けて順次上映。9位の『違国日記』は、ヤマシタトモコの人気コミックを新垣結衣早瀬憩の共演で映画化。不器用な小説家・槙生(新垣)と、そのめいである高校生・朝(早瀬)が共同生活を送りながら、家族とも友人とも異なる関係性を築いていく。監督・脚本は、『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』などの瀬田なつき。10位の『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』は、「FIBA スケットボールワールドカップ2023」でバスケットボール男子日本代表が繰り広げた激闘を記録したドキュメンタリー。ナレーションを広瀬すずが担当している。

また、8位には“祝!ムビナナ1周年スペシャル上映会”と題して全国でライブビューイングが行われた『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』が再浮上した。

今週は、大泉洋が娘の命を救おうと人工心臓の開発に挑む父親を演じる、実話に基づく映画『ディア・ファミリー』、黒沢清監督が柴咲コウを主演に迎えほぼ全編フランス語、フランスロケで撮り上げた復讐劇『蛇の道』、『クワイエット・プレイス』シリーズなどのジョン・クラシンスキー監督が幼い子供だけに見える不思議な存在・ブルーを描くファンタジー『ブルー きみは大丈夫』、MVの制作に没頭する高校生たちを描くアニメ『数分間のエールを』、月をイメージしたキャラクターたちの活躍を、CDや多メディアで描いてきたシリーズの劇場版アニメ『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』などが公開される。(編集部・石井百合子)

【2024年6月7日~6月9日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(初)『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』:1週目
2(3)『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』:9週目
3(2)『帰ってきた あぶない刑事』:3週目
4(1)『マッドマックス:フュリオサ』:2週目
5(4)『劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』』:3週目
6(5)『からかい上手の高木さん』:2週目
7(初)『コードギアス 奪還のロゼ 第2幕』:1週目
8(圏外)『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』:56週目
9(初)『違国日記』:1週目
10(初)『BELIEVE 日本バスケを諦めなかった男たち』:1週目

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