マツダに国交省が立ち入り検査 「型式指定」認証不正問題で 結果ふまえ行政処分を検討

TSSテレビ新広島

自動車メーカー・マツダに「型式指定」の認証で不正があった問題を受け、国土交通省は10日午後、道路運送車両法に基づき、マツダ本社を立ち入り検査しました。

若木記者
「午後1時過ぎです。不正発覚からちょうど1週間。広島県府中町のマツダ本社に国土交通省の担当者が入っていきます」

マツダ本社には午後1時過ぎに国交省の担当者4人が立ち入り検査に入りました。
マツダではいずれも国内向けの「マツダ2」と「ロードスターRF」でエンジン制御ソフトを書き換えて出力試験を行っていたことが分かり、先月30日から2車種の出荷を停止するとともに今月6日から生産も停止していました。

また、すでに販売を終了したアテンザとアクセラ、マツダ6の3車種でも衝突試験で試験車両を不正に加工していたことが分かっています。

国交省は、社内規定の確認や幹部への聴取、現場の実態把握を進め検査結果を踏まえて行政処分を検討する方針です。

マツダは独自に実施した技術検証や再試験の結果、いずれの車種も乗車は可能だとしていますが、国交省は安全性能の基準を満たしているかどうか試験し、基準に適合していれば出荷停止を解除する方針です。

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