愛犬には、いつまでも元気で長生きしてほしいですよね。そのためには、どのようなことに気をつければよいでしょうか。この記事では、愛犬の寿命を縮めかねない飼い主さんのNG行動や、シニア期に差し掛かった愛犬のお世話のポイントや注意点などについて、いぬのきもち獣医師相談室の原俊太朗先生に伺いました。
愛犬の寿命を縮めかねない!? 飼い主さんのNG行動
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――愛犬の寿命を縮めかねない、飼い主さんのNG行動を教えてください。
原先生:
「人の食べものをふだんから気にせず与えてしまったり、健康診断を受けさせる習慣がまったくなかったりすると、結果として犬の寿命を縮めてしまうことになるかと思います。
また、事故などの危険が増すという点では、散歩中にリードにつながなかったり、犬にとって毒性のあるユリなどの植物を家の中に置いていたりすることも挙げられます」
犬がシニア期に差しかかってきたら気をつけたいこと
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引用元:Hitoshi Nishimura/gettyimages
――愛犬がシニア期に差しかかってきたら、どのような点に気をつけてお世話をすればよいですか。
原先生:
「犬は人よりも早く年をとっていきます。シニア期にかかわらず、元気なうちから少なくても年に1度は健康診断を受けておきましょう。健康診断を受けて基準をつくっておくことで、変化にすぐ気づきやすくなります。
また、シニアになってくると、犬の気持ちとは裏腹に段差の昇り降りなどが苦手になってきます。ベッドやソファなど、ふだんから平気で昇り降りしている段差でも事故の原因になりうるので、スロープを設置するなどして対策をしてあげるとよいでしょう」
愛犬に長く健康に過ごしてもらうためにできること
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――愛犬に健康で長生きしてもらうために、日ごろから気をつけておくことはありますか。
原先生:
「ふだんのスキンシップのなかで、愛犬の全身をよく触ったり見たりするとよいでしょう。その際、体の表面や口などにできものができていないか、注意深くチェックしてあげてください。また、水を飲む量やオシッコの量・回数を把握できるとよいと思います」
愛犬に元気で長生きしてもらうためには、ご紹介したような「NG行動」をとらないのはもちろん、定期検診やふだんから愛犬とスキンシップをとって健康状態をよく観察することなどがポイントのようです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/小林けい
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※記事の内容は2024年5月時点の情報です。