フルーツが漬けものに!? 鹿児島の郷土料理「パパイヤ漬け」を実食!←「ご飯に合う」「深みがある」

パパイヤ漬け

全国各地、その土地ごとの特色を感じることができる「郷土料理」。なかには、世間では馴染みのない食材を使用したグルメも登場し、味や見た目に驚かされることもしばしば。

関西を中心に活躍する絵本作家・夏きこがパーソナリティーを務める番組では、夏にぴったりなさっぱりとした食べ物として、鹿児島県の郷土料理「パパイヤ漬け」を紹介した。

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パパイヤ漬けとは、パパイヤの若い実を塩漬けしたあとに味噌やしょうゆなどで漬けたもの。おもに奄美大島や沖縄で食べられる郷土料理として親しまれており、ひと口食べるとパパイヤの香りが口いっぱいに広がる。

スタジオで実食した夏は、「出汁というか……。深みがありますね」「刺激がなく、うまみが広がります」と好評。同じくパーソナリティーを務めるフリーアナウンサーの清水からは、「ご飯に合う」「僕好きかも」と絶賛するコメントが飛び出した。

沖縄や奄美大島、九州地方の特産品を取り扱う「鹿児島物産住ノ江店」(大阪市住之江区)でも取り扱いがあり、店主は「お茶漬けなどのごはんと一緒に食べられることが多く、お酒のアテにもよく食べられる一品として好評」と話す。

パパイヤはメキシコ南部を原産とするが、日本においては、年間を通して温暖な奄美地域の気候が栽培に適していたことから広まったとされている。漬けものにすることで保存食として年中食べられたことから、戦時中の食卓を支えてきたという歴史もあるという。

パーソナリティーの2人は、「後味が残っておいしい」とそろって箸が止まらない様子。番組では、終始ポリポリと食べる音が鳴り響いていた。

※ラジオ関西『Clip木曜日』2024年5月23日放送回より

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