Awichさん、海外アーティストと連携する沖縄PR案も デニー知事と面会 ハブ酒ブランド通し文化を世界へ

玉城デニー知事(右)と握手する沖縄グローバルアンバサダーに就任したAwichさん=10日、県庁(喜瀨守昭撮影)

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)から任命を受け、沖縄観光の魅力などを発信する「沖縄グローバルアンバサダー」に就任した那覇市出身のラッパーAwichさんが10日、就任報告のため、県庁を訪れ玉城デニー知事と対面した。

 Awichさんは、自分のストーリーや育った環境を歌うヒップホップという音楽を通して「いちゃりばちょーでー」などの沖縄の精神が世界に受け入れられていることを実感していることを語った。

 海外のビッグアーティストと連携し、ファンの関心を沖縄に向けるアイデアのほか、自身が手がけるハブ酒ブランド「HABUSH」で、沖縄のカルチャーを世界中に広める取り組みなども報告したAwichさん。玉城知事にも「飲みやすく、ちゃんといいやんべーになれる」と「HABUSH」を手渡した。

 玉城知事は、Awichさんの活動で沖縄へ注目が集まることに期待し「沖縄県の人々も、どう(観光振興)していこうか考えていくことになる」と今後の広がりを見据えた。(嘉手苅友也)

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