越谷市に住む６７歳の男性が、複数の男から投資話を持ちかけられ、現金４４００万円をだまし取られました。
男の１人は、経済アナリストの森永卓郎さんを名乗っていました。
警察によりますと、男性はことし２月、自身のスマートフォンに森永卓郎さんのアシスタントを名乗る男らからＳＮＳを通じてメッセージを受けました。
内容は「最も安全で人気があり、効果的な投資商品は現物の銀以外にない」「早く銀に投資すれば、収益も早く、より多く得られる」というものでした。
また、森永卓郎さん本人をかたる男からも、投資を勧めるメッセージが送られてきたということです。
話を信じた男性は、男らの指示に従って、ことし３月から、１か月足らずの間に、ネットバンキングと金融機関の窓口で６回にわたって、合わせて４４００万円を振り込んでしまいました。
その後、男らと連絡が取れなくなったことで被害に気付いたということです。
県警は、簡単に利益が出るなどといった投資話は詐欺を疑い、相手の指示には従わず、警察や家族に相談するよう呼びかけています。
