「新築か 改修か」小学校の統合巡り住民投票へ 改修費用の予算案を町議会が否決/青森・板柳町

青森県板柳町は、少子化により町内4つの小学校を1つに統合しようと計画しています。統合する新しい校舎は「改修」か「新築」か。住民投票が行われることになりました。

板柳町は、小学校の統合について、板柳南小学校を改修して利用する関連事業費を今の町議会で一般会計補正予算案に盛り込みました。

改修の事業費は、31億円余りで新築より20億円以上コストを削減できるとし、その優位性を強調しました。

しかし、予算案は7日の採決で賛成5、反対6で否決。

一方で、統合した校舎を板柳中学校の隣の敷地に新しく建設する意見もパブリックコメントなどで寄せられていて、「この声を無視できない」と議員側から住民投票条例案の発議があり、賛成多数で可決されました。

【板柳町 葛西健人町長】
「住民投票ということが決まりましたので、それはそれで前向きに私は捉えてですね」
「これからも、全力で(町民の)皆さんに説明してまいりたいと思います」

住民投票は、可決日から90日以内で実施することになっています。

町は具体的な内容はこれから検討するとしていて、公開討論会などを開き、8月中には実施したい考えです。

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