青森県産の野菜・花の販売目標300億円 生産者の所得向上へ 物流の2024年問題で効率的な輸送対応も急務

生産者と取引会社が2024年度の目標について話し合う懇談会が青森市で開かれ、青森県産野菜と花の販売目標を300億円に設定しました。

懇談会には県内の農協をはじめ北海道から九州までの青果会社などから200人余りが参加しました。

JA全農あおもりによりますと、2023年度の青森県産野菜と花の取扱高は、前の年度を8億円ほど上回る275億6800万円でした。

10日の懇談会では、2024年度の販売目標額を300億円とし、農家の所得向上に取り組む方針が示され、参加者が目標達成に向け気勢を上げました。

「300億円達成に向けガンバロー、ガンバロー、ガンバロー」

【JA全農あおもり運営委員会 雪田徹会長】
「計画通りに順調に生育が進めば、今のところ(300億円という)数字は決して無理な数字ではないと考えています」

一方、物流の2024年問題については、荷受体制の整備や荷待ち時間の短縮など、効率的な輸送の確立に向けパレット輸送の推進が急がれるとしています。

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