猛暑に強いコメの新品種開発へ-新潟大学がクラウドファンディング開始【新潟】

暑さに強い新品種「RILX」を発見

県内のコメが大打撃を受けた去年の猛暑を教訓に、新潟大学農学部が暑さに強い新品種の開発に向けてクラウドファンディングを立ち上げました。

新潟大学農学部の山崎将紀教授は、3年前からコシヒカリをベースに暑さに強い新品種の開発を進めています。その中で発見したのが「RILX」という新系統。コシヒカリに29品種をかけあわせた3567系統の中から発見したもので、暑さに強くコシヒカリよりもコメの粒がととのうというデータが出ています。

開発に向けて寄付を呼びかけるクラウドファンディングは2回目で、約2か月間で300万円を目標としています。
■新潟大学農学部 山崎将紀教授
「暑さに負けないようにその栽培対策と新品種の2番目、3番目っていうのができるように、現在進行中のやつもいい品種でしたって早く公表できるように頑張っていきたいと思っています。」

新品種の開発とあわせて、暑さ対策となる肥料の使い方なども研究し、農家に伝えるとしています。寄付した人は、栽培方法を学ぶオンラインセミナーを受講でき、50万円以上の場合は新品種の命名権が受け取れる予定です。

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