南ア破る史上最大の番狂わせの裏側… ラグビー元日本代表の大野さん講演 佐野日大学園創立60周年記念

とちぎテレビ

佐野日大高校や佐野日大中等教育学校などを運営する佐野日本大学学園は今年、創立60周年を迎えました。それを記念した講演会が10日開かれ、2015年ラグビーワールドカップで強豪・南アフリカを破った当時の日本代表、大野均さんがその思いを語りました。

世界的な名将、エディ・ジョーンズHCの下、リーチマイケルさん、五郎丸歩さんなどと共に日本代表としてワールドカップ優勝経験がある南アフリカを下し「史上最大の番狂わせ」だと世界を沸かせた大野さん。2020年に現役を引退し現在は「ラグビーリーグワン」の東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーとして活動しています。

講演のテーマは「弱小チームからワールドカップで勝つまで」です。大野さんは小学校から高校までは野球部で万年補欠だったことや、ラグビーと出会った日本大学工学部も決して強いチームではなく、とにかく練習を重ねることで福島県の代表選手となり東芝に入るきっかけを掴んだと語りました。

また、大野さんは「タックルから逃げたらチームメイトから信頼されない」「ハードワークの先に何があるか知っているメンバーだからこそ最強のチームになる」と代表経験から得たものを生徒たちに伝えました。

そして講演の後は佐野日大高校ラグビー部を激励する場面も…。部員たちは大野さんから戦いに向けて準備することの大切さを学んだようでした。

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