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[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、政策金利は直線的に低下する軌道をたどるわけではなく、追加利下げの前に1回以上の理事会で据え置きを決定する可能性があると述べた。
ECBは先週6日、主要政策金利の0.25%ポイント引き下げを決定した。利下げは2019年9月以来、4年9カ月ぶり。中銀預金金利を過去最高の4.0%から3.75%に引き下げた。
ラガルド氏はスペイン紙エクスパンシオンや独紙ハンデルスブラットなど複数の欧州主要紙との共同インタビューで「われわれは適切な決定を下したが、金利が直線的に低下する軌道をたどることを意味するものではない」と指摘。「金利を再び据え置く期間があるかもしれない」と述べた。
また、それはECBが1回以上の理事会で金利を据え置く可能性があることを意味するのかとの質問に対し、「その可能性はある」と答えた。
ECBが7月に政策金利を現行水準で据え置くとは明言しなかったものの、追加利下げにはECBの9月の理事会前にしか入手できない賃金に関する指標や企業利益など「より多くのデータが必要になる」とした。