巨人・阿部監督 交流戦最後の6試合「目標は五分」 不振の岡本和には「一番打ちたいのは本人だから」

 巨人・阿部監督

 巨人の阿部慎之助監督(45)が10日、11日から楽天、日本ハムと続く6連戦を前に「5割キープ」をテーマに掲げた。現在、3連敗中。まずは交流戦首位を走るチームとの対戦になるが、4番・岡本和に不変の信頼を寄せトンネル脱出を待つ。

 「とにかく五分、五分。目標は五分」。交流戦最後の6試合を前に阿部監督が強調した。前カードのオリックス3連戦では、3試合で1得点しか奪うことができず痛恨の3連敗。4番・岡本和が10打数無安打とブレーキになり、9日の試合後には「4番が打てば勝つ。それが野球」と言った。

 監督自身も現役時代、長く重責を担った主砲の座。「こっちは打って欲しいと思っているけど、一番打ちたいのは本人だから」と心情を思いやる。DHは日替わりで起用する方針。打線に厚みが増すだけに、4番の負担も軽減するはずだ。目標は3勝3敗。高望みはせず、地に足を付けて戦う。

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