【新日本】IWGPジュニア王者・SHOが大放言「俺が勝ったらデスペラードのBOSJ優勝は抹消」

デスペラードとのV3戦に臨むIWGPジュニアヘビー級王者・SHO

新日本プロレスの16日札幌大会で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」覇者エル・デスペラードとのV3戦に臨むIWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)が大放言だ。自身が勝利した場合は、デスペラードのBOSJ優勝記録抹消と優勝者名の改ざんを予告。〝口撃〟の対象は「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のメイン戦線追放を示唆した木谷高明オーナーにまで及んだ。

BOSJ覇者との頂上決戦は、IWGPジュニア戦史上初の金網マッチで行われる。2月札幌大会でH.O.Tのセコンド介入によってベルトを失ったデスペラードの提案によるもので、SHOは挑戦者の口車に乗る形でルールが決定してしまった。

だが「今ならまだ普通のルールに戻してやっても許してやるぞ。どうせ後悔しとるんやろが。逃げ場もない、仲間も助けに来ない、それで俺と戦う勇気があるのかお前に」と、なぜか上から目線で挑発。「試合当日まで待っといてやる。土下座したら金網じゃない通常ルールで戦ったらあ」と何やら撤回してほしそうな口ぶりで持ちかけた。

どこまでも理屈が通じない男は、9日大阪城大会で終幕したBOSJの結果にもイチャモンをつける。「俺が最強なのに、デスペラードが優勝なんておかしいやろ。札幌で俺が勝ったら、デスペラードの優勝は抹消。公式ホームページもウィキペディアも今年の優勝者は俺に書き換えてもらうぞ。来年の優勝トロフィーの返還式も俺が出てやるからな」と無理難題を要求。もちろん甲子園の優勝旗返還のような行事はBOSJには存在しないが…。さらには「そういえば去年の優勝者の(マスター)ワトも俺が出場不可能に追い込んでやったからな。これでBOSJ連覇っちゅうことよ」と世まい言をのたまい始めた。

言うことなすことメチャクチャなH.O.Tにはついに団体からメスが入り「乱入・介入の阻止」の方針が掲げられた。木谷オーナーは「悪いことしそうだなって人の試合をメインに組むべきじゃないと思ってまして」という見解を示している。札幌決戦でSHOの試合がメインに組まれているのは、ジュニアの頂点を決める王座戦という側面に加えて、金網戦という特殊形式によるところが大きいと見られる。

この状況を受けSHOは「やっぱり悪いことをしそうなSANADAも鷹木(信悟)もHENAREも、メインに組むわけにはいかんもんな。あのクソみたいな偽オーナーの望み通りになるのもシャクだけど、俺が最高のハッピーエンドを見せてやるよ」と皮肉たっぷりに団体を挑発。初夏の札幌決戦は悪夢の再来か、年貢の納め時か――。

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