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1980年代に、若者を中心に大ヒットしたホンダのシティ。当時としては斬新なトールボーイスタイルが、個性を求めるユーザーのニーズと合致し、大きな話題となった。そんなホンダシティのラゲッジルームにピッタリ収まる、とある「乗り物」があったのを覚えているだろうか?
●文:月刊自家用車編集部 ●出典:『すごいクルマ事典』(内外出版社 刊)
遊び心200%! 超小型バイクも合体!
クルマは背が低い方がかっこいいと思われていた1981年に、背を高くして室内を広くする逆転の発想で成功したのがシティだ。背を高くして室内空間を広く取るという発想は、当時としてはユニークなデザインで大きな話題となった。
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― 爽快カブリオレや俊足ターボも大人気だった
1980年代のクルマは、若者にかっこいいと言わせれば成功。どのクルマもスポーツカーのように背の低いスタイルを競う中で、ホンダは小さなクルマでも遊びに使いやすい広い室内を実現するために、思い切って車高を高めるという判断を行い、キュートなデザインのシティが誕生した。
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結果的にこの判断は大成功を収める。かっこいいではなく、かわいいと人気を呼び、屋根の開くカブリオレや高性能なターポなどのバリエーションも作られました。また、荷台に乗る折り畳み式パイクまで用意されたことを記憶している人も多いはず。
シティの荷台にピッタリ収まる原付きバイク
ホンダのシティが話題となったのは、その斬新なトールボーイスタイルだけではない。シティの荷台ピッタリと収まる原付きバイク「モトコンポ」が同時発売されたことも、良く知られていることだろう。
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このモトコンポは、ハンドルが折りたためるようになっていて、写真のようにシティの荷台にすっぽりと収納できるよう設計されていたのである。
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― ホンダ シティ「R・1981年式」のスペックデータ
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今回の記事は『満タン豆チシキ!すごいクルマ事典』から一部抜粋して掲載。同書では、すごいクルマの豆知識を6章に分けて解説。国産車から外車まで、幅広いモデルをラインナップ!