『ガメラ』『大怪獣総攻撃』の金子修介監督が特別出演!アメリカ経由の特撮オタクヒーロー映画『Iké Boys イケボーイズ』冒頭映像

『Iké Boys イケボーイズ』©Ike Boys MOVIE. LLC.

アメリカ経由オタク行き『Iké Boys イケボーイズ』

日本の特撮を観て育ったというアメリカ人映画監督エリック・マキーバーが、自身の故郷であるオクラホマ州を舞台に日本特撮へのオマージュ満載で制作したファンタジー映画『Iké Boys イケボーイズ』が、2024年6月14日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開となる。

アメリカ製作・舞台の作品ながら、岩松了釈由美子が物語上の重要なキーパーソンとして登場し、「平成ガメラ」などで知られる映画監督・金子修介のカメオ出演や、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督が劇中アニメのナレーションを担当するなど、公開前から話題を呼んでいた本作。

先日解禁された本作の冒頭映像は4分強の大盤振る舞いで、メインキャストの岩松はもちろん、ある役どころを演じる金子監督の姿も確認できる。

日本特撮大好き! なアメリカの高校生がスーパーヒーローに!?

オクラホマの片田舎に住む高校生、ショーンとヴィクラムは日本の特撮やアニメが大好き。 オタクでスクールカーストの最底辺にいる彼らの元に、日本からの留学生ミキがやって来る。ある夜、ショーンが入手したレアな日本のアニメDVDを3人で鑑賞すると、不思議な力を持ったDVDにより彼らは電撃を受けて気絶してしまう。

翌朝目覚めて以降、ショーンは手からビームを発射、ヴィクラムは超怪力といったスーパーパワーを身に着けており、特撮好きの2人は大興奮。その一方、世界の存亡がかかった陰謀が渦巻いており、ショーンとヴィクラム、そしてミキの3人はそれに巻き込まれていく……。

幻のアニメ「行け!虹の世紀末大決戦」とは

冒頭映像のオープニングで描かれるのは、1969年の東京。映画会社の重役会議で新作のプレゼンを行っているのは、岩松了演じる映画監督のオガタ・ダイスケだ。プレゼンを聞いているプロデューサー陣の中には、映画監督・金子修介の姿も。

人類が存亡の危機を迎える世紀末を描くアニメ映画「行け!虹の世紀末大決戦」を制作するオガタ監督。映画は大コケし、フィルムが保管されていた倉庫は謎の白装束の軍団により放火される。しかし、奇跡的に残ったフィルムはVHSやDVDへと姿を変え生き残り、1999年にアメリカ・オクラホマ州に住むオタク高校生ショーンのもとへ届くのだった。

実写とアニメを交えた冒頭映像に収められているのは、DVDを手にしたショーンとオタク仲間の同級生ヴィックが合流するシーンまで。なお同シーンではヴィックが、1999年に公開された金子修介監督の『ガメラ3』に言及する場面もあり、本作の日本文化へのオマージュが垣間見える。

『Iké Boys イケボーイズ』は2024年6月14日(金)より全国公開

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