福島県内3銘柄がプラチナ賞 仏・日本酒品評会、金賞は5銘柄

 フランスの日本酒品評会「Kura Master(クラマスター)」の審査結果が10日、発表された。県内の蔵元は大吟醸酒部門で花春酒造(会津若松市)の「花春 山田錦 大吟醸」、純米大吟醸酒部門で人気酒造(二本松市)の「人気一11純米原酒」、クラシック部門で仁井田本家(郡山市)の「にいだぐらんくりゅ」の3銘柄がプラチナ賞に輝いた。

 純米酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒、サケスパークリング、クラシック、古酒の6部門に計1223点の出品があった。このうちプラチナ賞が134点、プラチナ賞に次ぐ金賞が269点だった。金賞には県内から5銘柄が選ばれた。

 品評会は2017年から毎年開催され、食と飲み物の相性に重点を置いている。5月に審査会が開かれ、一流のソムリエやレストランオーナーらが参加した。花春酒造の「花春 山田錦 大吟醸」は大吟醸酒部門で1次審査を通過した「決勝進出日本酒」にも選ばれたが、上位銘柄に残ることはできなかった。

 最高賞に当たる「プレジデント賞」の発表と各賞授与は10月2日、パリの在仏日本国大使公邸で行われる。県内の金賞受賞の酒蔵と銘柄次の通り。

 ◇純米酒部門 ▽人気酒造(二本松市)「人気一グリーン人気オーガニック純米純米吟醸」▽奥の松酒造(二本松市)「特別純米」▽人気酒造(二本松市)「人気一黒人気純米純米吟醸」

 ◇大吟醸酒部門 ▽末廣酒造(会津若松市)「大吟醸 玄宰」

 ◇古酒部門 ▽人気酒造(二本松市)「人気一長期熟成酒2016」

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