小学1年生が祖父母へ書いた手紙 きれいな文字とユニークなメッセージに2.5万“いいね” 「額縁に入れて飾っておきたい!」

絵を描くのが大好きという小学1年生の娘さん【写真提供:PON@ユルすぎおうち英語(@YurumamaPong)さん】

贈り物やお祝いをもらった際に出すお礼状。近年はメールなど手軽な連絡手段が増えただけに、手書きでもらうと特別感がありますよね。X(ツイッター)では、小学1年生の女の子が書いた祖父母への「お礼の手紙」が2.5万件もの“いいね”を集めて大きな話題に。投稿者のPON@ユルすぎおうち英語(@YurumamaPong)さんに、詳しいお話を伺いました。

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「宝物にしたいくらい素敵なお手紙」

「義父母が入学祝いに本を送ってきてくれたので、娘がお礼の手紙を書いていたんだけど……
この文末のまま出しても良いのだろーか」

そんな文章を添えて投稿された写真には、「じいじと ばあばへ」から始まる手紙が写っています。文字は丁寧で、お手本のようにとても上手です。カラフルなペンで色分けされ、「むらさき」や「ピンク」の単語がそれぞれの色に。唯一、黒い文字なのは「ピアノ」。楽器そのものや鍵盤をイメージしたのでしょう。単に彩りに変化をつけたのではなく、よく考えてペンを選んだことが感じられます。

将来の夢なども綴られた素敵な手紙ですが、PONさんを悩ませたのは「はなしはおわり」というユニークな結びの言葉。さらに投稿のツリーでは、「そしてよく考えたら、お礼の言葉どこにも入ってないな!?(笑)」と気づき、迷う要素が増えたようです。

小学1年生が書いたとは思えないほど美しい文字と、子どもらしいカラフルさ。そして、素直な感情が書かれた手紙が投稿されると、2.5万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「宝物にしたいくらい素敵なお手紙」「すごいセンス 字がとってもきれいだし、色の選び方もバランスも◎。そのまま額縁に入れて飾っておきたい!」「すべてにおいて満点!(カラフルさ、字の美しさ、オリジナリティ、かわいらしさ、純真さ、文末のおもしろさ)」などの声が。

また、結びの言葉については「絵本とか教科書で本編の最後に書いてある おしまい とか おわり が手紙にも必要だと思ったのでは……」「レポートなんかでも『以下余白』って入れたりするから、この歳でそれができていたら将来安泰だな!」といった声が寄せられています。

小学校に入る直前、友達と集まったときの娘さん【写真提供:PON@ユルすぎおうち英語(@YurumamaPong)さん】

「入学ほやほやで小学校カルチャーに夢中」

手紙を書いたのは、今年の春に小学校に入学したばかりのPONさんの娘さんです。お絵描きや工作が好きで、学校が楽しくてたまらない様子なのだそう。また、人懐っこく、友達や先生に手紙を書くのも好きだといいます。

PONさんは、そんな「入学ほやほやで小学校カルチャーに夢中」な娘さんのため、小学校のようなマス目入りの紙を印刷しました。するとさっそく、「これにお手紙書きたい!」と、入学祝いをくれた祖父母へ「お礼の手紙」を書き始めたのだとか。

投稿では、このまま送ることを迷っている様子でしたが、手紙とともに娘さんが描いた小学校生活の絵も添えて投函しました。

すると、受け取った祖父母は大喜び。電話をもらったそうで、「字がとても上手、絵も生き生きしていて楽しかったと、とても褒めてくれました」といいます。娘さんもうれしそうにしていたそうですよ。

娘さんが書いた「お礼の手紙」【写真提供:PON@ユルすぎおうち英語(@YurumamaPong)さん】

軽い気持ちで投稿した手紙への反響の大きさに、驚いたというPONさん。寄せられたコメントには気づきも多かったと明かします。

「とても温かいコメントが多く、ありがたい気持ちです。最後の言葉は、『7文字虹色にしたくて、合う言葉を探したのでは?』という意見にはハッとしました。ほかにも、親の私よりもきめ細かく優しい目線で見てくださっている方がたくさんいて、私ももっと娘の書いた文や描いた絵に向き合おうと反省もしました」

好きなものがたくさんあって、のびのび成長している様子の娘さん。これから、どんな言葉を綴り、どんなものを描いていくのか、とても楽しみですね。

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