夫婦間トラブルの相談なし 江田島市の死体遺棄事件 夫の死因の特定急ぐ 広島県警

江田島市の住宅に夫の遺体を遺棄したとして妻が逮捕された事件で、これまで警察に夫婦間のトラブルなどの相談はなかったことが捜査関係者への取材でわかりました。

11日朝、死体遺棄の疑いで送検された江田島市沖美町美能の無職・和田澄子容疑者(76)は9日午前5時から午後3時までの間、和田容疑者の自宅で同居する夫の道則さん(74)の遺体を遺棄した疑いが持たれています。

これまでの警察の調べで道則さんの遺体には出血を伴う傷が複数あったことが分かっています。また事件当時、和田容疑者は遺体があった部屋とは別の部屋で倒れていて軽いけがをしていました。

捜査関係者によりますと、これまで警察に夫婦間のトラブルなどの相談はなかったということです。警察の取り調べに対して和田容疑者は「夫を放置したことに間違いありません」と容疑を認めています。

警察は事件に他の人物が関与した可能性は低いとみていて、道則さんの司法解剖を行い死因の特定などを急いでいます。

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