携帯で話しながら電子マネー探す 特殊詐欺防いだ厚木のローソンなど表彰

横田和道署長(右)から感謝状を受け取った佐竹さん(中央)と大橋さん=厚木署

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、厚木署は、「なごみ訪問看護リハビリステーション厚木南」とローソン厚木小野宮前店に感謝状を贈った。

 署によると、同リハビリステーションのケアマネジャー佐竹博文さんは4月26日、担当している高齢女性宅を訪問中、女性の夫にかかってきた特殊詐欺の電話に気付いて電話を代わり、還付金名目の特殊詐欺被害を防いだ。

 佐竹さんが訪問した際、女性の夫から「最近、『市から昨年11月に郵便が届いたはずだ』という電話がかかってきた」という話を聞いたところに電話があり、不審に思った佐竹さんが電話を代わり「詳しいことを教えてほしい」と話すと、すぐに電話が切れたという。

 ローソン厚木小野宮前店の大橋直斗店長は4月9日、電子マネーを購入しようとしていた高齢女性が、携帯電話で話しながら売り場を探し「ギフトカードはこれでいいの」などと尋ねる様子をおかしいと感じ、「すぐに電話を切ってください」と伝えて被害を防いだ。

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