プデュ1位獲得のスター 横領などで個人事務所の大株主を告訴→廃業手続きへ、SNSで心境告白

Wanna One(ワナワン)出身のカン・ダニエル(27)が9日、自ら代表を務めていた個人事務所コネクト・エンターテインメントの廃業手続きに関するニュースと、自身の胸の内を初めて明かした。

カン・ダニエルは自身のインスタグラムに、自社で活動した思い出の写真とともに「5年ものあいだ僕のフェンスになってくれて、一方では責任感を学ばせてくれたコネクトとの旅路が幕を下ろした」「ともに泣いたり笑ったりしながら、コネクトを導いてくださった全スタッフの皆さん、関係者の皆さんへ、本当に感謝している」と伝えた。

また「良くないニュースとともに、過ごしてきた旅路を終えることになって残念な思いだが、今までと同じようにがんばって乗り切ろうと思う」「これもまた、より良い未来のためにたくさん悩む時間にする」とつづった。

ファンへのあいさつも、もちろん忘れなかった。カン・ダニエルは「今、誰よりも僕を考えてくださっているDANITY(ダニティー:ファン名称)。僕は、これからもたゆまずカン・ダニエルとして、皆さんのそばにいる」「なるべく早く、良いニュースが伝えられるよう努力するので、心配し過ぎずご飯をしっかり食べて」と、心からの思いを告白した。

カン・ダニエルは2017年、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 season 2」に参加。最終順位で1位を獲得し、Wanna Oneとしてデビューを飾った。2019年3月、前所属事務所に対して専属契約効力停止仮処分を申請、独自で活動方法を模索した。そして同年6月、個人事務所のコネクト・エンターテインメントを設立し、GFRIEND出身のユジュ、歌手のChancellor(チャンスラー)、ダンスクルーのWE DEM BOYZなどが所属した。

しかし最近、同社の大株主に横領疑惑が浮上。カン・ダニエルは同氏を、横領などの疑いで告訴し「大株主という地位を利用して会社資金の横領、名義盗用、法人実印を持ち出して140億ウォン(約14億円)規模の損害を与えた」と主張している。

そしてこの事件の余波を受け、コネクト・エンターテインメントは廃業手続きを行い、所属スタッフスタッフは全員が整理解雇および退社措置が取られた。また、カン・ダニエルをはじめとする所属歌手たちも、それぞれの道を歩むことになったという。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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