キヤノン、Apple Vision Pro向けの3D映像撮影レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」 2024年内に発売 Apple社認定の入力機器

by 本誌:佐藤拓

キヤノンは6月11日(火)、交換レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」の開発を発表した。2024年内の発売を目指す。

Apple社のARヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」で視聴できる3D映像「空間ビデオ」が撮影できるレンズ。Apple社製品以外で初の「空間ビデオ」の撮影に対応する認定入力機器だという。

EOS R7に装着したイメージ

視野角は約60°で、日常のシーンを自然な画角で撮影できるとしている。現状での対応機種はEOS R7のみ。

AF機構を搭載し、一般的なRFレンズ同様の高速高精度なAFを持つ。操作感も通常のRFレンズと同じため、手軽に3D映像の撮影を行えるという。

撮影データは、専用アプリ「EOS VR Utility」で空間ビデオの映像フォーマットに変換。そうすることで、「Apple Vision Pro」で空間ビデオの視聴が可能となる。

空間ビデオのイメージ

Apple Vision Proは、Apple社が販売するARヘッドマウントディスプレイ。海外では発売済みだが、6月11日(火)に行われたApple社の発表会「WWDC24」にて日本でも6月28日(金)に発売されることが明らかになった。

キヤノンは今後もApple社との連携により3D映像制作に挑戦するユーザーの制作ニーズに応え、3D・VR映像文化に貢献するとしている。

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