ソフトバンク栗原陵矢が自身初月間MVP 打率両リーグトップ「『いや一番のライバルあなたじゃないですか』って」近藤健介らとの争い制す

5月度の月間MVP賞を受賞し会見する栗原(撮影・穴井友梨)

プロ野球の大樹生命月間MVP賞が11日、発表された。パ・リーグの野手はソフトバンクの栗原陵矢内野手(27)が自身初受賞となった。

栗原は、5月の月間成績で両リーグトップの打率3割7分3厘、同トップタイの16打点をマーク。3本塁打を放った。ペイペイドーム内で行われた会見では「(5月の)後ろの方で、チーム内でも話はしていましたし、(受賞を)聞いた時はすごいうれしかったです。近藤さんと山川さんにすごく『ライバルだ』と言われたので、意識していました」と喜びを語った。

受賞を意識したのは5月28日からの巨人戦前ごろからだったという。「(近藤と)『栗(原)あるんやね』って、話をして見ていたら、『いや一番のライバルはあなたじゃないですか』ってなって。でもそれでロッカーで盛り上がっていた記憶があります」と笑顔で振り返った。

4月までは一時打率0割台となるなど不振も経験した。状態を上げ、柳田悠岐の離脱後は3番に座る。「すごい置いて行かれている気分でずっといましたし、少しずつチームに貢献できてきているかなって思い出していますし。でも改めて柳田さんがけがでいなくなった時に、もっと代わりじゃないですけど、責任とか自覚を持ってやっていかないといけないなって思っている。ここからだなと思います」と力を込めた。

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