中国の乗用車小売販売台数、5月は3%減 

中国の乗用車小売販売台数、5月は3%減 

重慶市沙坪壩区の重慶鉄道通関地で通関を待つ車。(資料写真、ドローンから、重慶=新華社記者/唐奕)

 【新華社北京6月11日】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会はこのほど、5月の乗用車小売販売台数は前年同月比3%減(前月比10%増)の168万5千台だったと発表した。1~5月の累計は前年同期比5%増の805万2千台となった。 

 新エネルギー車(NEV)の小売販売台数は5月が36%増(同17%増)の79万台、1~5月が34%増の324万2千台だった。

 同連合会は「5月は比較対象となる前年同月の数値が高かったなどの影響を受けたが、国の買い替え政策の実施、地方各地による関連政策措置の発表に伴い、自動車市場で新車の価格競争が段階的に落ち着いたことも重なって様子見していた消費者の購買意欲が喚起され、5月の新エネ車市場は相対的に良好な発展段階に入った」と説明。最近は新エネ車のリーディングカンパニーが市場での優位性を持続的に拡大しており、市場の二極化が進んでいるとの見方も示した。  

 概算統計によると、5月の新エネ乗用車販売台数上位10社は比亜迪(BYD、33万488台)、米電気自動車(EV)大手テスラの中国法人(7万2573台)、吉利汽車控股(5万8673台)、重慶長安汽車(5万5800台)、広汽埃安新能源汽車(4万73台)、奇瑞汽車(3万9413台)、理想汽車(3万5020台)、上汽通用五菱汽車(3万3872台)、賽力斯集団(3万2377台)、長城汽車(2万4549台)の順だった。

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