BtoBサイトスコア、物流大手3社が高スコアを獲得/トライベック・ブランド戦略研究所調査

トライベックの調査・分析機関であるトライベック・ブランド戦略研究所は、6月11日、BtoBサイトのビジネス貢献度を評価する「BtoBサイト調査2024」の結果を発表した。

BtoBサイトスコアの1位は2年連続で三菱電機(FA)

まず、BtoBサイト調査のランキング指標であるBtoBサイトスコアを見ると、三菱電機(FA)が58.0%で1位に。2位はオムロン(制御機器)で57.0%、3位はキーエンスで48.6%となった。また、今回新たに調査対象となった「物流」分野からは、ヤマト運輸(法人のお客さま)が43.6%で5位にランクイン。同じく物流の佐川急便や日本郵便(法人のお客様)も高いスコアを得た。

ニーズ充足率ではドキュメントソリューションのサイトが多数ランクイン

次に、サイトアクセス者に対するニーズ充足者の割合を示すニーズ充足率を調査した。その結果、1位はドキュメントソリューションのセイコーエプソン(ビジネス用)が85.6%となった。2位はドキュメントソリューションのキヤノン(法人のお客さま)が85.0%、3位は計測機器のミツトヨが84.0%と続いた。

「メタバース展示会」の利用意向はFA分野が50%超

続いて、「メタバース展示会」への利用意向およびイメージをたずねた。その結果、「利用したことがあり、今後も利用したい」「利用したことはないが、利用してみたい」の合計値である利用意向率は全体平均で4割強となった。FA分野では5割超となっており、限定的ではあるが一定の需要があることがわかる。

利用意向の理由についても調べたところ、消極的な層の意見では「コミュニケーションの正確性」や「PCや回線の環境負荷」「操作性」に対する懸念の声が上がった。一方、好意的な意見としては「参加する場所を選ばない」「移動時間が短縮できる」などの意見が見られた。

【調査概要】
時期:2024年4月5日~4月19日
方法:インターネットを通じたアンケート調査
回答者プロフィール:BtoBの製品・サービス分野(13分野)別に抽出した製品・サービス購入関与者
有効回答数:7,700人
対象サイト数:197

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