俳優の佐藤健が11日、都内で行われた映画『はたらく細胞』（12月公開予定）製作発表会に出席、『るろうに剣心』でも組んだアクション監督・大内貴仁との再タッグを明かした佐藤は「時間は経っていたんですけど、逆に『るろうに剣心』以上のアクションを僕たちは見せないと、自分がやる意味がないなって思いました。なので結構、頑張ったんですよ。いいものができました」とアクションシーンに自信の表情を見せた。壇上には佐藤のほか、永野芽郁、武内英樹監督も登壇した。
本作は2018年からアニメ化もされ、これまでに様々なスピンオフ作品が発表された、清水茜による人気漫画の実写化作品。とある人の体内の細胞を擬人化した内容で、佐藤は白血球役を、永野が赤血球役を務める。
この日は本作の特報映像も公開され、佐藤はハードなアクションも披露。アクション監督が『るろうに剣心』などで組んだ大内であることも公式発表され、佐藤は「この話をいただいて、大内さんがいいと（僕から）提案させていただいたんです」と自ら大内の起用を提案したことを明かす。
その理由について佐藤は「子供向けの作品だからこそ、アクションは本格的な方が、映画としてメリハリがついて面白いと思ったんです。こんなすごいアクションをしている人が普段は面白いというか、そういう映画になったら楽しいだろうなって思って」と語ると、「こういう映画がヒットしてほしい。そういう世の中であってほしい」と期待を込めた。
永野は、そんな佐藤の近くでアクションを見る機会もあったと明かし、「アクションシーンの撮影では、近くにいる時もあったんです。かっこよかったです。前回ご一緒した時はアクションシーンなんてなかったのですが、今回はキレッキレに動かれていて、（私が）赤血球役なので白血球さんに守ってもらうこともあるんですけど、その時に私を全力で守ってくれる姿にキュンとしました」と話していた。（取材・文：名鹿祥史）
