チャペル・ローン、米ホワイトハウスからのプライド月間記念行事への出演依頼を断る「すべての人に自由を」

現地時間2024年6月9日に開催された【ガバナーズ・ボール・ミュージック・フェスティバル】でパフォーマンスを披露したチャペル・ローンが、米ホワイトハウスの今年のプライド月間記念行事でLGBTQ+コミュニティーに敬意を表してパフォーマンスするよう招待されたが断ったことを明かし、その直後に自身の最も怒りに満ちた楽曲を政府に捧げた。

米ニューヨークのフェスティバルのメイン・ステージでのセットの終盤にチャペルは、デビュー・アルバム『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』に収録されている「My Kink Is Karma」を、“プライド(月間)のためにパフォーマンスを依頼してきたホワイトハウスへのへの返答として”歌うと、カメラをまっすぐ見つめて述べた。

彼女は、「私たちはすべての人に自由と独立と正義を望んでいます。(政府が)そうしたら、その時に私は行きます」と厳しい調子で言った。

米ミズーリ州出身の26歳の彼女の発言は、このライブで頭からつま先まで緑色のボディペイントを施した自由の女神の扮装でパフォーマンスを行ったことでよりふさわしいものとなった。パフォーマンスの序盤で彼女は、「(自由の女神の)可愛いつま先に刻まれた言葉を忘れてしまった人のために言っておくと、“疲れ果てた、貧しい、自由の息吹を求めて身を寄せ合う群衆を私に与えたまえ”ですよ」と述べた。

そして、「それはトランス(ジェンダー)の権利における自由を意味します。それは女性の権利における自由を意味します。そして特に、占領地で抑圧されているすべての人々の自由を意味します」と続けた。

このライブでチャペルは、他にも「Subway」というタイトルの新曲を初披露し、黄色のタクシーにインスパイアされた、車の芳香剤のイヤリングまでついたコスチュームへの衣装替えもあった。彼女のデビュー・アルバムは、2024年6月8日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で16位まで上昇している。

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