阪神2軍はサヨナラ勝ち 実戦復帰の大山が同点犠飛 和田2軍監督「ああやってしっかり仕事できるっていう、さすがだなってところ」

 1回、大山が同点となる犠飛を放ち、ベンチ前で和田監督らと祝福のタッチ(撮影・金居みつよし)

 「ウエスタン、阪神4-3オリックス」(11日、鳴尾浜球場)

 阪神2軍はサヨナラ勝ちを収めた。

 不振のため2軍調整中の大山が「4番・DH」で実戦復帰。1点を追う初回1死一、三塁の好機で打席を迎えると、オリックスの先発・川瀬から左犠飛を放ち、試合を振り出しに戻した。

 先発の門別は3回を投げて6安打3失点で降板。初回に先頭から2者連続安打を許すと、2死満塁からは押し出しの四球で先制点を献上した。二回には3安打を浴びて2失点。その後、体の張りを訴え、3イニングで降板となった。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -大山が実戦復帰した。

 「今日から打席に立ちたいということなんで。1打席目、チャンスで回って来て、ああやってしっかり仕事できるっていう、さすがだなってところ。他の打席も悪くないんだけど、ちょっとしたキレっていうとこだよね。捉えてはいるんだけど、ちょっと差し込まれてる。まぁ、1週間空いたんでね、徐々に慣らしていけばいいかなと」

 -そのキレをロングティーや特守などで上げていっている。

 「その体のキレと、やっぱり実戦に入るとね、やっぱり実戦のキレというか、これはもう打席に立たないと解消できないんで。やっぱりもうね、今日からしっかり打席に立っていくという、そういう段階に来たかな」

 -先発の門別は立ち上がりに苦しんだ。

 「確かにね、立ち上がりそんなに良くはなかったけど、悪いなりにね、なんとかしようっていう姿を見せてる中で、ちょっとね、野手が足を引っ張って。球数が多くなってしまったっていうね。そういうとこだね。やっぱり立ち上がりはどんなピッチャーでも苦しいんでね、やっぱり野手が救ってやんないとね、いけないところで。ちょっと逆に足引っ張っちゃって」

 -降板は何かしらのアクシデントか。

 「何かしらね。まあまあ、全然そんな、大事ではないけど。ちょっとまあ、違和感というか。ちょっと張ってるということなんで。ちょっとはっきりした場所がまだ、わかんない。また後でトレーナーに確認します」

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