日経平均、続伸も上値は重く…96.63円高の39,134.79円で取引終了。閑散相場が続く要因とは【6月11日の国内株式市場概況】

2024年6月11日(火)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

6月11日の日経平均株価は、前日の米株市場でハイテク株が買われた流れを受け、東京エレクトロン〈8035〉やアドバンテスト〈6857〉といった半導体銘柄を中心に上昇。指数は一時は300円近く上昇する場面も見られました。もっとも、買い一巡後は上値が重く、引けにかけて上場幅を縮小。日経平均株価は前日比96.63円高の39,134.79円で取引を終えました。FOMCや日銀金融政策決定会合といった日米の重要イベントを前に、様子見ムードが広がっています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが93銘柄、値下がりが128銘柄、変わらずが4銘柄。

日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、中外製薬〈4519〉、テルモ〈4543〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、NTTデータ〈9613〉、TDK〈6762〉、エーザイ〈4523〉、塩野義製薬〈4507〉となりました。

また、東証プライム市場の売買高は13億7,700万株、売買代金は3兆5,422.54億円となりました。売買代金は前日と比べて増加したものの、前述のとおり重要イベントを前に閑散相場が続いています。

業種別では、機械、精密機器、非鉄金属、パルプ・紙、石油・石炭製品などが上昇した一方、海運業、証券業、空運業、倉庫・運輸関連業、陸運業などが下落しました。

東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がファーマフーズ〈2929〉で+150円(+17.40%)の1,012円、2位がK&Oエナジーグループ〈1663〉で+340円(+8.95%)の4,140円、3位が東京計器〈7721〉で+211円(+7.04%)の3,210円となりました。

一方、値下がり下位は、1位がビューティガレージ〈3180〉で-287円(-13.87%)の1,782円、2位がミガロホールディングス〈5535〉で-670円(-13.09%)の4,450円、3位がアルトナー〈2163〉で-155円(-7.36%)の1,950円で取引を終えました。

なお、年初来高値を更新したのは91銘柄、年初来安値を更新したのは14銘柄でした。

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