7日、天津ジュリアード学院とANAの協力協定調印式。（天津＝新華社配信）
【新華社天津6月11日】米ニューヨークのジュリアード音楽院の中国分校、天津ジュリアード学院は7日、全日本空輸（ANA）と北京の在中国日本大使館で包括的な協力に向けた協定に調印した。今後5年で移動サービスや業界の枠を越えた連携、芸術・文化交流などで協力する。
天津ジュリアード学院の何為（か・い）最高経営責任者（CEO）兼芸術総督は「ANAと共に文化の交流・融合を推進でき光栄に思う。音楽芸術という国境を超えた懸け橋を通じて人の対話を増やし、グローバル文化の相互理解を深めていきたい」と語った。
ANAの中原伸二執行役員・中国統括室長は、音楽で人々の心をつなぎ、芸術文化を日本、さらに中国から世界に発信して国際文化と人の交流を推し進めていきたいと述べた。
ANAは天津ジュリアード学院の巡回公演や海外との文化交流の移動をサポートする。質の高い貨物輸送サービスで楽器を安全に輸送し、学院の教員や学生の旅を支える。
同学院はANAとの協力で音楽と旅を連動させたサービスの提供を増やし、音楽文化芸術交流を共同で促進。ANAが主催する音楽公演やシンポジウムにも参加する。ANAグループ社員による楽団「ANA Team HND Orchestra」（通称ハネオケ）と天津ジュリアード学院の学生との文化交流も積極的に進める。
天津ジュリアード学院は天津市浜海新区にあり、米国の音楽修士号を取得できる中国初の芸術系高等教育機関として、2021年10月に完成した。（記者/張宇琪）
