TOKYO MXのネット配信サービス「エムキャス」、6月末にサービス終了へ

東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は、「TOKYO MX」の放送を同時無料配信するサービス「エムキャス」を、6月末をもって終了すると発表した。

本件に関するアナウンス(「エムキャス」Web版より)

エムキャスは、リクルートホールディングスとの業務提携により2015年7月よりサービスイン。地上波放送では東京および関東圏の一部でしか受信できないTOKYO MXの番組を、インターネット網を通じて全国同時配信を実施している。当初はiOS・Androidアプリのみの提供だったが、2016年にはWebブラウザ版もリリースされた。

サービスの6月末終了について同社は、「今後は、TVerやYouTubeなど、より多くのユーザーが集まるプラットフォームを一層活用しながら、引き続き放送および配信によるコンテンツ事業に注力していく」と説明。「急なご連絡となりまして大変申し訳ありませんが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます」とコメントしている。

本件を伝えるリリースページでは、他サービスで継続視聴できる番組の一覧表を掲載。なお、記事執筆時点では、「5時に夢中!」「バラいろダンディ」といったTOKYO MXの名物番組の視聴手段は用意されていない。

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