千葉大学横手学長 就任後初の共同取材「現場目線大切に」

千葉大学横手学長 就任後初の共同取材「現場目線大切に」

 2024年4月に就任した千葉大学の横手幸太郎学長が11日、就任後初めて報道機関の共同取材に応じ、「学長として現場の目線を大切にしながら大学の発展に努めていきたい」と意欲を語りました。

 千葉大学 横手幸太郎 学長
「これからの大学運営に関して学長として、現場の目線を大切にしながら耳を傾け、課題を解決し大学総体として発展していけるよう努めていきたい」

 横手学長は「疑義がある」などと教授会や卒業生らから説明を求められた学長選挙について、自らは選ばれる立場で「見守るしかなかった」と述べました。

 そのうえでこうした経緯を踏まえ、コロナ禍の病院運営で取り組んだ「組織の心を一つにする」経験を生かし、いろいろな意見に耳を傾ける「対話重視」の姿勢を強調しました。

 11日はこのほか2024年度から設置された新しい学部「情報・データサイエンス学部」の入試結果が説明されました。

 定員100人に対し合格者の9割が男性で、県内出身者は4割を超えていたということです。

 また、西千葉キャンパスに隣接する土地に地域交流や産業連携の拠点となる「仮称リサーチパーク」を整備する計画のほか、大学の強化促進事業「J-PEAKS」で採択された免疫学やワクチン学における他大学との連携や研究強化に取り組む方針なども説明されました。

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