山形市民会館が“1本の大樹”着想の外観でリニューアル、空中回廊&外階段の開放的な空間

山形県の山形市民会館がリニューアル。旧山形県県民会館の跡地に移転し、2029年度の開館を予定している。

“1本の大樹”着想の新たな山形市民会館

山形市が実施する「山形市民会館整備事業」は、市民の文化芸術活動の拠点となっている山形市民会館をリニューアルする再開発事業。市民会館をより市街中心地の旧山形県県民会館の跡地へ移転させ、地元の人から観光客までもが楽しめるような、まちづくりにおける賑わいの中心となる場所を目指す。

外観は、“1本の大樹”をイメージ。空中回廊や外階段を取り入れつつ、建物の随所に植物を散りばめることで、緑溢れる開放的な空間を作り出していく。

館内には、大小の多目的ホールをはじめ、スタジオや展示室、フィルムライブラリーなどを設置。より多様な文化活動を推進するため、小ホールにロールバックチェアを採用することで平土間利用を可能にしたり、ロビーやホワイエをラウンジへ転用できるようにしたりといった、機能性に優れた設計を予定している。

【詳細】
「山形市民会館整備事業」
オープン時期:2029年度
住所:山形県山形市七日町3-285

※画像は竣工後のものとは異なる場合がある。
※画像内の施設周辺の描写はイメージ。

© 株式会社カーリン