5月の中国中小企業発展指数は89.2、前年同月上回る

中国中小企業協会は11日、5月の中小企業発展指数は89.2で、前月比では0.2ポイント低下し、前年同期の88.9を上回ったと発表しました。

中国中小企業協会は11日、5月の中小企業発展指数は89.2で、前月比では0.2ポイント低下し、前年同期の88.9を上回ったと発表しました。

業界別では、不動産業と社会サービス業の指数がともに前月比0.1ポイント上昇しました。社会サービス業では、注文、売り上げ、資金、労働力、収益の指数がいずれも上昇。不動産業では、注文、売り上げ、融資の指数が若干改善しました。一方、工業、建築業、交通運輸業、卸売小売業、情報通信コンピューターサービスソフトウエア業、宿泊飲食業の指数が若干低下したことは、業界回復の基盤がまだ強固ではないことを示しています。

中国中小企業協会によりますと、中小企業市場の期待はまだ回復しておらず、需要は鈍化傾向で、コストが上昇し、売掛金の回収が滞るなどの問題が依然として中小企業を悩ませています。将来的には、実体経済を支える度合いの強化、社会総合融資コストの削減、とりわけ、中小企業投融資ルートの拡大、中小企業による大規模な設備の更新と消費財の買い替えに対する奨励措置、民営企業の海外市場進出へのサポート、企業の未払い金回収問題の防止・解決に向けた長期的でかつ効果あるメカニズムの整備、民営経済発展総合サービスプラットフォーム構築の加速などの措置をより多く実施することで、中小企業はより多くの支持を得られ、より良好な発展を遂げることができると見込まれています。(提供/CRI)

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