MUCC、不変の異質さと伏線回収を語る

“読むロックマガジン”こと『ROCK AND READ』の最新刊第113号が6月11日に発売される。表紙巻頭を飾るのは、6月4日にシングル「愛の唄」をリリースしたMUCCだ。

1年以上にわたる怒涛のシリーズツアー<Timeless>を2023年12月に完走したMUCCが、次に仕掛けたのが三度目のメジャーデビューだ。4月1日に突如として、1990年代的なコテコテのヴィジュアル系オマージュ写真とともに告知した彼らだが、当初はエイプリールフールの悪戯と思われた節もあった。しかしMUCCは6月4日、本当に三度目のメジャーデビューシングル「愛の唄」をリリース。その表題曲は、前述のコテコテ写真の伏線を回収するかのごとく、1990年代のヴィジュアル系的な妖艶さのあるラブソングだった。バンド始動から27年、当時から“異質”だったMUCC (当時は“ムック”表記)が、なぜここでこうした試みを行ったのか。メンバー3人の個別インタビューが届けられる。

Wカバーとして裏表紙と第二巻頭を飾るのは、始動30周年記念アルバム『Plastic Tree』を5月29日にリリースしたPlastic Treeだ。コロナ禍の2020年3月にリリースされた『十色定理』以来、4年2ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバムだが、『Plastic Tree』も前作同様、シングル曲に加え、メンバー4人が2曲ずつ作詞作曲を手がけた全10曲が収録された。このタイミングでアルバムタイトルにバンド名を冠した理由や、4人の曲を均等に配した理由、さらには4人によるアルバム全曲解説を掲載した特集となる。

また、MUCCのミヤとPlastic Treeの長谷川正による、2バンドのリーダー対談は必見。独自のスタイルを持ち、止まることなく活動を継続している2バンドに共通点は多いが、意外にも2人の対談は今回が初。トークセッションでは、バンドを長く続ける秘訣などについても語り合っている。

■『ROCK AND READ 113』

2024年6月11日(火)発売
本体 ¥1,300 (+税)
●cover
MUCC
●back cover
Plastic Tree
●special talk
長谷川 正(Plastic Tree) × ミヤ(MUCC)
●special feature
tribute to DER ZIBET (ISSAY / HIKARU)
●interview
葉月&玲央(lynch.)
Tetsu (D’ERLANGER)
ヘッツ(花冷え。)
燿(摩天楼オペラ)
ダミアン浜田陛下、リリス一ノ瀬&KAZAMIクロウリー(Damian Hamada’s Creatures)
Boogie (JILUKA)
橘高文彦&内田雄一郎(筋肉少女帯)

関連リンク

◆ROCK AND READ オフィシャルTwitter
◆MUCC オフィシャルサイト

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