芦田川の浸水被害を防げ 「逃げ遅れゼロ」など目標を確認 梅雨を前に対策を協議

本格的な雨の時期を前に、福山市など関係機関が11日、県東部を流れる芦田川の水害対策について協議しました。

オンラインで行われた協議会には、福山市や府中市のほか広島地方気象台などの委員が出席しました。
福山市では6年前の西日本豪雨で芦田川の支流など広い地域で浸水被害が発生しており、水害対策は大きな課題となっています。

協議会では河川が氾濫した場合、大きな被害が想定される福山市や府中市の市街地と、川幅が狭く氾濫しやすく集落が孤立してしまう上流部では、それぞれ異なる対策が必要であることが確認されました。
その上で当面5年間の目標として「逃げ遅れゼロ」「社会経済被害の最小化」を目指すための防災・減災対策を進めていく方針も決定しました。

【福山河川国道事務所・大田学副所長】
「住民の皆様には、日頃から防災情報に注意をはらい、避難経路や避難場所、防災グッズの確認をお願いできたらと思います」

協議会では今後も水防訓練や、防災教育などの活動を行なっていくとのことです。

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