柏崎市消防本部 死亡事故から8カ月ぶりに水難救助訓練を再開-安全管理体制を強化【新潟】

8カ月ぶりに水難救助訓練を再開

柏崎市消防本部は、2023年10月に起きた潜水訓練中の死亡事故以来8カ月ぶりに水難救助訓練を再開しました。

2023年10月に26歳の隊員が死亡した事故については、原因を調査した第三者委員会により『安全よりも効率性を優先する訓練体制があった』との指摘がなされています。柏崎市消防本部は事故以来、訓練を中止していましたが、安全管理体制を強化した上で6月11日から再開しました。

潜水機材の点検が不十分だったとの指摘を受け、年一回の点検の徹底を決めています。訓練前には、体温や体調を申告するチェックシートへの記入を義務化。訓練の監視については、2人一組のバディ態勢を徹底するとともに、水中で安全を監視するスタンバイダイバーを配置します。6月11日は、陸上からも4人が監視。今後も、必ず監視員が参加するとしています。

■柏崎市消防本部 小林晴久消防長
「職員一人一人の意識が安全管理体制といったところに注視しながら続けていかなければならないというふうに考えております。」

7月2日に再開する海での訓練では、バディ1組につき水中と陸上から3人が監視にあたる予定で、二度と事故を起こさないよう万全を期します。

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