バレエ「アレコ」50年以上経て再演へ 青森県立美術館で青森市出身の大川航矢さんが演じる

50年以上、上演されていなかったバレエの演目が、11月に青森県立美術館で演じられることになりました。青森市出身の世界的バレエダンサー、大川航矢さんが出演します。

縦横21メートル高さ19メートル。県立美術館の4つの壁いっぱいに展示されている作品。色彩の魔術師と呼ばれる「シャガール」が描いたものです。

実はこちら、バレエの演目「アレコ」の背景画として描かれた作品。上演のたびに舞台の背景に掲げられ、この絵の前でバレエダンサーたちが演じていました。

バレエ「アレコ」は、1968年を最後に50年以上公演されていませんでしたが、11月に県立美術館でよみがえることになりました。

【大川航矢さん】
「アレコの再演っていうのは、バレエ界にとっても歴史的な出来事だと考えていて」

主人公となる「アレコ」を演じるのは、青森市出身で2017年にモスクワ国際バレエコンクールで金賞を獲得した大川航矢さんです。

【大川航矢さん】
「自分の生まれた土地、本当に僕の実家は近くなんですけど、そこでできるっていうのが、いまだに考えられない」
「青森はプロのバレエ団体があるわけでもないですし、今まで切り離して考えていた部分があるんですけど、そこが今初めて結びついて『ここでものすごいことが起こる』っていうことに関して本当に楽しみ」

プロのバレエダンサーだけでなく、オーディションで選ばれた県内の小学生ダンサー4人も出演します。

演出や振り付けは現代版にアレンジされたものになっていて、11月1日から4日間で6公演が行われる予定です。

気になるチケットについてです。販売開始は8月1日午前10時からです。「WEB予約」と「電話予約」があります。

一般9000円、高校生以下5000円。ブルーレイ付きは、一般1万6000円、高校生以下1万2000円。

また、青森県内在住者限定の先行販売チケットもあります。

大人1人と小学1年生から中学3年生まで子どもの親子ペアチケットは1万円。ブルーレイ付きは、1万7000円です。

申し込み期間は7月10日午前9時から17日午後5時までです。

詳しい情報は、青森県立美術館のホームページをご覧ください。

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