男が侵入していた中学校で保護者説明会 防犯カメラ故障で侵入経路わからず「管理がずさん」の声も 愛知

メ~テレ(名古屋テレビ)

愛知県犬山市の中学校に侵入したとして男が逮捕された事件。不可解な状況に、保護者からも不安の声が上がっています。

事件が起きたのは愛知県犬山市の東部中学校。 6日の午後、住居不定の大学生の男(21)が建造物侵入の疑いで現行犯逮捕されました。 学校側の説明などによりますと、職員が廃棄文書を置くために相談室の押し入れを開けたところ、布団の中から男の足が見えたといいます。 男は中学校への侵入容疑について認めています。 相談室の隣の部屋に置いてあったお茶が何者かに飲まれる、教員の机が物色されるなどの形跡もあったことから、男は数日間、校内で寝泊まりしていた可能性もあるといいます。

正門のカメラは故障していた

10日の夕方に開かれた、保護者説明会では… 「その目的、どんな人物なのかというのも私たちは全くわかりません」(東部中学校 小竹摩記校長) 学校側は、男が校内いた理由などは警察から明かされていないと説明。また、新たな事実も… 「防犯カメラ不備です。正門と北門を撮影できるよう設置されていますが、正門のカメラは故障中でした。今年2月2日から6月7日まで作動が止まっている状態でした」(東部中学校 小竹摩記校長) 男が学校に侵入した経路についてはわかっていませんが、事件後に学校側が確認したところ、正門に設置されていた防犯カメラが故障していたため、録画されていなかったということです。

説明を聞いた東部中学校の保護者は

説明会に参加した保護者は…。 「管理のずさんさを知った。本当に子どもたちに被害がなかったのか、ちゃんと知りたい」 「もうちょっとちゃんと説明してくれないと不安です」 学校側は、生徒の心のケアを進めるとともに、普段生徒が使わない特別教室の施錠を徹底するなど、再発防止に努めるとしています。

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