日本代表が20人で練習、ホーバスHC「もうちょっと見たい」…「16人ぐらい」で最初の強化試合へ

6月11日、「日本生命カップ2024(北海道大会)」に向けての第2次強化合宿を行う男子日本代表(FIBAランキング26位)のメディアデーが実施された。

合宿には比江島慎(宇都宮ブレックス)や富樫勇樹(千葉ジェッツ)、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)など常連に加え、佐々木隆成(三遠ネオフェニックス)やジェイコブス晶(ハワイ大学)などディベロップメントキャンプメンバーも参加。この日までに阿部諒(仙台89ERSからサンロッカーズ渋谷へ移籍)、シェーファーアヴィ幸樹(シーホース三河)、市川真人(ベルテックス静岡)、川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)の4名が選考から外れ、20名で練習が行われた。

富樫など一部メンバーは10日の練習から合流。トム・ホーバスヘッドコーチは「(20名と)まだ選手が多い」としつつも、「いい仕事をやっている。もうちょっと見たい」と選手を見極めていくつもりだ。

日本生命カップ2024では22日、23日の2日間、北海きたえーるを舞台にオーストラリア代表(同5位)と対戦する。「16人ぐらいに絞って連れていく。16人がベスト」と指揮官は言及。オーストラリア代表は若手が中心だが、「勝ちたい。若いメンバーが相手でも負けたくない」と意気込んだ。

日本生命カップ2024を終えると、国内では7月5日、7日の「SoftBank CUP 2024(東京大会)」をこなし、「パリ2024オリンピック競技大会」に向けて調整を進める。第2次強化合宿メンバーに名を連ねなかった渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)と八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)の話題については口を開かず、メンバー12人の決定時期についても明言を避けたものの、直前の負傷なども考慮して「14人ぐらい」でヨーロッパに向かう予定だという。

指揮官は個々の選手にも触れ、ケガで長期離脱していた張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)について「いい仕事をしている」と評価。山ノ内勇登(ポートランド大学)とジェイコブスの名前も挙げつつ、「経験させたほうがいい選手もいる」と語った。

「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023」で足りなかった部分として「3ポイントシュートとリバウンド」をピックアップ。「3ポイントシュート成功率が上がらないと勝てない。(強豪相手には)40パーセント近くでチャンス」と、オリンピックに向けても口にし、「新しいオフェンスをドイツ、フランスのためにやっている」とも話した。

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