国スポ、弾力運用で要望書 2巡目開催控えた鳥取など7県

日本スポーツ協会の遠藤利明会長(中央)に要望書を手渡す鳥取県の平井伸治知事。右は群馬県の山本一太知事=11日午後、東京都内

 開催自治体の負担の大きさが指摘される国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について、2巡目実施を控える鳥取県の平井伸治、群馬県の山本一太両知事らが11日、日本スポーツ協会の遠藤利明会長と面会し、開催時期や施設基準の弾力的運用を求める7県の要望書を手渡した。文部科学省にも提出した。

 取材に応じた平井氏は、会期の見直しなどを提案し「開催の意義はある。基準緩和がメリットの最大化につながる」と訴えた。

 国スポは原則、各都道府県の持ち回り開催で、現在2巡目の終盤となっている。群馬や鳥取に加え、今後2巡目を迎える山梨、三重、奈良、島根、沖縄の計7県は7日に知事らによる会議を実施した。

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