豊田自動織機が株主総会 認証試験の不正を謝罪 トヨタ自動車の豊田会長は欠席

メ~テレ(名古屋テレビ)

ディーゼルエンジンの認証試験をめぐる不正が発覚した豊田自動織機。11日の株主総会では伊藤浩一社長が謝罪するとともに、再発防止に向けた組織作りを誓いました。

今年1月、豊田自動織機では、自動車向けディーゼルエンジンの認証試験で不正が発覚。あわせて10の車種が、一時、出荷停止となりました。 「こういう時期だからこそ総会に出席して応援と安心を得る」(株主) 「どこに問題があったか明確にして、再発防止策をきちんと発表してくれることを期待してきました」(株主) 11日の株主総会では、冒頭で伊藤浩一社長が「多大な迷惑をかけ誠に申し訳ございません」と謝罪。 出席した株主からは再発防止に向けた対策などに関する質問が相次ぎ、伊藤社長は「本気の取り組みを今後も進めていく」と述べました。

トヨタ自動車の豊田会長は総会に出席する意向を示すも…

グループで不正が相次いだことを受け、トヨタの豊田章男会長は、1月にこう話しました。 「今年の株主総会、グループ17社ございます。全部わたし出席します」(豊田章男会長 1月) 豊田会長は株主の立場で、各社の株主総会に出席する意向を示していましたが、11日、その姿はありませんでした。 トヨタの広報は「株主総会は株主様と年に一度の対話の場であり、自身が出ることで変化が起きることが得策ではない」と説明しています。 豊田自動織機の総会では、伊藤社長の再任やトヨタで副社長を務めた寺師茂樹さんらを取締役に選任する議案が可決されました。 寺師さんは、会長に就任します。

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