富士山「黒い幕」に二次元コード ほかの撮影スポットへ誘導 4カ国語で説明 山梨・富士河口湖町

オーバーツーリズム対策で山梨県富士河口湖町が設置した富士山を隠す「黒い幕」に、ほかの観光スポットへの誘導を促す二次元コードが掲示されました。

河口湖駅近くのコンビニ前では店舗越しの富士山を撮影しようとする外国人観光客が殺到し、相次ぐマナー違反に町は苦肉の策として富士山を隠す「黒い幕」を設置しました。

二次元コードはこの「黒い幕」の歩道側に張られたもので、スマートフォンで読み取ると、町のホームページに誘導されます。

ホームページでは横断歩道のない場所での横断や私有地への無断駐車といったマナー違反が相次いだことなど、町が黒幕設置に至った経緯を英語など4か国語で説明しています。

また、河口湖畔の大石公園や精進湖、西湖など、町内のおすすめの撮影スポットのほか、イベント予定などを紹介しています。

町は「黒幕の効果もあり、コンビニ前の混雑はかなり緩和された。二次元コードでほかのおすすめスポットも案内しているので、ぜひ利用して観光を楽しんでほしい」としています。

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