タイで行われた韓国インスタント麺販促イベントが日本風に、抗議受け撤去=韓国ネット「すばらしい対応」

10日、韓国・オーマイニュースによると、タイの大型マートで行われた三養食品「ブルダック炒め麺」の販促イベントが日本風になっていたことが分かった。

2024年6月10日、韓国・オーマイニュースによると、韓国・三養食品の「ブルダック炒め麺」シリーズが世界で大人気となっている中、タイ・チェンマイの大型マートで行われた販促イベントが、鳥居のような飾り付けがされるなど日本風になっていたことが分かった。

記事によると、8日にチェンマイの大型マートで確認された「ブルダック炒め麺」販促イベントは、「Taste of Korea(韓国の味)」との言葉が掲げられてはいるものの、鳥居や「居酒屋」「営業中」と書かれた赤提灯などが飾られており、床には旭日旗を模したと解釈できる模様が描かれていた。

三養食品によると、タイには同社の海外法人が進出しておらず、今回のイベントも同社が直接関与したものではなく、現地で流通を担うパートナー企業が企画し行ったという。同社関係者は「イベントの什器やデザインは本社ブランドガイドラインから外れている。現地企業が恣意的にデザイン・制作したもので、本社には事前に共有されておらず、合意した事実もない」と話した。また、タイ国内のどの店舗で同じデザインが用いられているか確認を進めており、既に把握できた店舗に関しては、迅速に撤去するよう強く求めたと明らかにしている。

10日午後2時50分現在、日本風の飾りと床の旭日旗模様が全て撤去されたことが確認された。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「三養食品の対応はすばらしい」「韓国政府は三養食品を見習ったらどうだ」「三養食品、信頼できる企業だ」「韓国のプライドを守った三養食品に拍手を」など、三養食品を称賛するコメントが多数寄せられている。

その他、「これ以上の過剰反応は良くない。よく分からなくてこうなったんだろう。撤去したならもうそれでいいさ」「日本人が悪知恵を働かせてやったんじゃないか」「嫉妬した日本人の仕業だろうな」「タイは日本に友好的な国だから」「日本の商品だと思わせないと信頼してもらえないのだろう」などの声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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