伸び悩むマイナ保険証…普及のネックは「保険証お持ちですか」 河野氏、医療機関受け付けの声かけ是正求める

河野太郎氏(資料写真)

 河野太郎デジタル相(衆院神奈川15区)は11日の閣議後のオンライン会見で、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の利用率伸び悩みについて「一番のネックが、医療機関の窓口で『保険証お持ちですか』と声がかかってしまうところだ」と述べ、マイナ保険証を基本とする窓口対応になるべく早く変更するよう求めた。

 厚生労働省は今年12月の現行健康保険証廃止に向け、マイナ保険証の利用率を向上させようと、5~7月の3カ月を集中的に利用促進を図る期間としている。医療機関・薬局の窓口での声かけを「マイナ保険証お持ちですか」と見直すよう協力を要請している。

 同省によると、マイナ保険証の利用率は4月時点で6.56%と伸び悩んでいる。河野氏は「窓口でマイナ保険証を使い、顔認証で受け付けることに一人でも多くの方になるべく早く慣れていただきたい」と述べた。

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