長崎スタジアムシティはスタジアムとアリーナほぼ完成「これまでにない観戦体験」がウリ!福山雅治無料ライブも決定

福山雅治さんのこけら落としライブの詳細が発表された長崎スタジアムシティ。スタジアムとアリーナの「ほぼ完成した姿」が報道陣に公開された。臨場感を楽しめるスタジアムに抜群の環境のアリーナ。担当者は「これまでにない観戦体験を味わってほしい」と話す。

試合がない日は無料開放も

スタジアムに足を踏み入れると緑色に覆われたピッチが飛び込んでくる。約2万人の観客を収容できるV・ファーレン長崎の本拠地「PEACE STADIUM」だ。芝を張る作業はお披露目中に終わった。

芝はサッカースパイクで踏んでもすり切れにくく、回復力が強い「ティフトン419 (よんいちきゅう)」という品種を使っている。座席の四方には「PEACE」「Softbank 」「V-VAREN」「WELCOME」の文字も見える。

ピッチから観客席までの距離は最短でわずか5メートル。選手たちがプレーをしている様子を目の前で見ることができる。サッカーは年間20試合ほどが見込まれていて、試合がない時は座席やコンコースを市民に無料開放する予定だ。

コンコースにはテイクアウトの飲食店やWi-Fi環境もあるため、座席でテレワークをすることもできる。サッカーピッチに入れる日も年間何日か作り、子供たちに遊んでほしいと担当者は話す。

福山さん無料ライブはピッチにも観客席か

こけら落としは2万5千人を無料招待する福山雅治さんのライブだ。リージョナルクリエーション長崎の藤澤翔さんは「スタジアムのピッチのレベルにも観客席を設けていく方向で検討している。福山雅治さん自身も長崎で伝説を作っていくと意気込んでいるので、我々も期待を上回るイベントができるように準備をしていきたい」と話す。

福山さんのライブはピッチ真ん中へのステージの設置を含め、詳細を検討中ということだ。

応援環境はお墨付きのアリーナ座席

バスケットボールB1リーグ所属の長崎ヴェルカの本拠地「ハピネスアリーナ」は、全ての座席がクッション製のあるシートだ。座席数は約6000席。バスケットボール以外のイベントやコンサートでの利用時にはカーテンを引いて1000席から5000席へと座席数を変えられる。座席は座面と背もたれにクッションとドリンクホルダーも付いている。

「VIP席」は高層階ではなく、最も臨場感を味わえる1.5階席に配置。民設民営だから実現できたことだ。座席に傾斜がついているので、2階から4階の席でも見やすく設計されている。藤澤さんは「これまでに無かった観戦体験をしてほしい」と話す。

アリーナの床はコンクリートの打ちっぱなしだが、ヴェルカの試合時にバスケットボール用の床を敷くという。

長崎ヴェルカの試合以外のイベントは年間80日~100日の利用を見込んでいて、学生スポーツの「聖地化」も目指すとしている。アリーナの完成は8月末ということだ。

工事進捗率は94.4%

長崎スタジアムシティ全体の工事の進捗率は5月末現在94.4%で、開業日は10月14日となっている。

海外へのプロモーションは現時点では考えていないということだが、長崎を訪れている観光客も増えているので 今後検討することも視野に入れているという。

(テレビ長崎)

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