ジャッキー・チェン、13年ぶり来日で「お久しぶり!」日本語あいさつに歓声

日本のファンとの交流を楽しんだジャッキー・チェン

ジャッキー・チェンが11日、都内で行われた映画『ライド・オン』の来日舞台あいさつに出席した。映画PRでの来日は13年ぶりとなったジャッキーは「みなさんこんばんわ! お久しぶりです! 映画観た! 好き?(会えて)本当に嬉しい」と日本語であいさつし、客席からの大声援を浴びた。この日は、メガホンを取ったラリー・ヤン監督、ジャッキーと7年ぶりの再会となったものまねタレントのジャッキーちゃん、スペシャルゲストとして宣伝アドバイザー・山田くんも登壇した。

この日のチケットは5分で完売したといい、日本におけるジャッキー人気は相変わらず。ジャッキー自身、多忙を極める中での来日となり「6日前までカナダにいました。4日前にロサンゼルスに行って香港へ帰り、翌日に撮影をして、今日は日本にいます」と説明。それでも日本に来た理由について「長年、日本のファンの皆さんはずっと僕を応援してくれてサポートしてくれました。ついこの間も、僕は出席していないのですが、誕生日パーティーまで開いてくれたからです」と明かす。

来日中は「カニ」「九州ラーメン」「わさび」を食べたいと明かし、訪れてみたい場所を尋ねられると「まだ今日来たばかりで時間がないんだ。予定がたくさん詰まっていてね。日本のことはあちこち行って、よく知っているつもりだよ」とまだ決めていないとのこと。コロナ禍もあって、この数年はなかなか来日が実現しなかったといい、「コロナが終わって、今は借金を返済しています。3年の間に5本の作品に出演しました。タイヘンデス!」とジョークを飛ばして笑顔を見せた。

来日の直前までカナダで撮影していた新作は『ベスト・キッド』の続編であることも明かしたジャッキーは「他にもたくさんの作品を撮っています。この後はさっそく、中国の広州に行って撮影をします。それはパンダのお話です」とこの後に控える新作もアピール。また、再会したジャッキーちゃんについては「ますます似て来ましたね。そっくりです。僕のスタントをしてください」とエールを送り、モノマネには「1980年代の僕のスタイルですね。酔拳を勉強しなさい」とアドバイス。壇上で酔拳を披露したり、本作の主題歌「青春故事」を生熱唱するなど、サービス精神たっぷりのパフォーマンスで客席を喜ばせていた。

『ライド・オン』は、かつて香港映画界最高のスタントマンとして名をはせた主人公ルオ・ジーロン(ジャッキー)が、息子同然である相棒の愛馬が競売にかけられる危機に直面し、再起をかけて再び危険なスタントに挑むアクション大作。(取材・文:名鹿祥史)

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