京都の企業にサイバー攻撃 湘南地域の自治体で個人情報流出の恐れ

平塚市は11日、情報処理サービスやコンピュータ用紙の製造・販売などを手がける京都府に本社を置くイセトーがサイバー攻撃を受け、個人情報流出の可能性があると発表しました。藤沢市と茅ヶ崎市でも7日に同様の発表を行っています。

平塚市では市民税・県民税や固定資産税などの納税通知書の作成を、京都府に本社を置く「イセトー」に業務委託していますが、10日にイセトーからランサムウェアの被害により個人情報を含むデータ286件に流出の可能性があると報告があったということです。

イセトーのホームページによりますと、5月26日に複数のサーバーやPCが暗号化されるランサムウェアの被害を確認していて、現在は外部専門家の協力のもと対応を進めているということです。

イセトーを巡っては、藤沢市と茅ヶ崎市でもそれぞれ選挙の投票所入場整理券の作成や発送を委託していて、7日にイセトーより個人情報流出の可能性について報告があったと発表しています。

藤沢市では数十件、茅ヶ崎市では47件で情報流出の恐れがあるとしていますが、現時点では確認されていないということです。

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